スモールクロコダイル（ポロサス）とナイルクロコダイルの違いについて解説したいと思います。クロコダイルの正しい知識を身につけて本当に価値あるものに投資してください。
まずはクロコダイルの語る上で必要な知識を。
竹腑（たけふ）と玉腑（たまふ）
竹の節のように見える四角形のうろこを「竹腑（たけふ）」。丸く見えるうろこを「玉腑（たまふ）」と称しています。
玉腑は丸腑（まるふ）ともいいます。紹介されているサイトで異なる場合もございますがここでは、玉腑で統一させていただきます。
ではスモールクロコダイルとナイルクロコダイルのうろこの形を比べてみましょう。
うろこの形
スモールクロコダイルの竹腑（たけふ）は他のクロコダイルに比べて小さく綺麗で、横腹部分にあたる玉腑は小さめの丸形になっているのが特徴です。
ナイルクロコダイルの竹腑（たけふ）は、スモールクロコダイルより若干大きく綺麗に並んでいます。横腹部分にあたる玉斑は丸みのある長方形になっているのが特徴です。
斑模様
スモールクロコダイルは、竹腑（たけふ）から丸腑（まるふ）へのコントラストがはっきりしています。
ナイルクロコダイルは、竹腑（たけふ）から丸腑（まるふ）へのコントラストが緩やかです。それは「竹腑」と「丸腑」の大きさがあまり変わらないため境界線がわからないのが特徴となっています。
上記で示した違いは一般的なものとなります。使うワニの個体差によって、スモールクロコダイルよりもナイルクロコダイルの腑の大きさが全て小さい訳ではありませんのでご注意ください。
ちなみにスモールクロコダイルは小さいワニという意味ではなく、スモールスケールクロコダイルとも呼ばれ、「スケール」＝うろこ、うろこが小さいクロコダイルと意味となります。
スモールクロコダイルとナイルクロコダイルのその他の違いに関しては、「希少性」があります。生産される革の量が違うために原皮の価格に差がつき、製品の価格へと反映されていきます。どちらかに優劣をつけるものではありませんので、製品を選ぶ際は腑模様の好みでお選び頂ければと弊社で考えています。
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