基本は『ダメなこと』だけ覚えていればOK
本革のお手入れと聞くと、専用のクリームを塗ったり磨いたりと、難しいイメージがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし下手にクリームを塗ったりしてしまうとシミの原因になったり、シャイニング加工がくすんでしまったりとリスクもあります。
店によっては一緒に販売をしているところもありますが、専門店の三京としてはあまりおすすめはしていません。
かといって何も気にしないのもクロコダイルにとっては良くないので、まずは基本的な『やってはいけないこと』だけを覚えましょう。
水気は絶対にNG!
これはどの本革にも言えることですが、クロコダイルも同様に水気だけは絶対にNGです。
よくある失敗談では『喫茶店でコップの近くに置いていた』『突然雨に降られた』などなど。
さらにこれはスタッフの実体験ですが、クロコダイルのキーケースとハンカチを一緒のカバンに入れていたところ、ハンカチの水気が当たってシミに!
直接水が当たらなければいいということではなく、湿ったものも近づけないようにしてください。
保管は必ず『除湿』『日陰』に
直射日光を避ければいいということではなく、蛍光灯などの光からも日焼けをするので暗い場所で保管をしてください。
湿気もカビの原因となりますので、風通しのいい暗い部屋やクローゼットがおすすめです。
普段のお手入れは乾拭きでOK
普段からクリームを塗らずとも、基本は乾いた柔らかい布で埃や汚れを払うだけで問題ありません。
濡れてしまった場合でもすぐに拭いて2~3日すると、シミが馴染み目立たなくなります。
専用の布も販売されていますが、手元にない場合は眼鏡拭きなどのガラス用の布を用いればOKです。
気にしすぎないことが楽しむコツ
いかがでしたか?せっかくのバッグも、気にしすぎて楽しめないでいるともったいないですよね。
特にマット加工のクロコダイルはキズなどの経年変化も本革特有の深みに変わるので、気にしすぎないことも大切です。
クロコダイルだからといって気負いすぎず『ちょっと背筋が伸びるレザー』くらいの感覚で楽しんでみてはいかがでしょうか。
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