ワニ革は大きく3種類
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ワニといっても様々な種類が存在しますが、バッグや財布に使用されているのは大きく3種類。
クロコダイル科、アリゲーター亜科、カイマン亜科です。
アリゲーターとカイマンは同じアリゲーター科アリゲーター亜科とアリゲーター科カイマン亜科ですが、クロコダイルはクロコダイル科のみになり、別の種類のワニになります。
カイマンやアリゲーターをクロコダイルと称して販売している店もあるようですが、正しくはクロコダイル科のワニではありませんのでご注意ください。
とはいえどちらが優れているというわけでもないので、それぞれの特徴を掴んで好みのワニ革を見つけてください。
クロコダイルとは
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ワニ革の中でも最も人気のあるクロコダイルは、クロコダイル科という独自の種類です。
中央の腑模様は正方形に近く、端にいくにつれて丸みを帯び小さくなっていくのが特徴。
呼吸をするための穿孔と呼ばれる小さな点がついていることも特徴の1つですが、染色が濃いと消えてしまうことも。
加工によってラグジュアリーな表情からシックな表情まで、多岐にわたる表情を見せてくれるのも魅力です。
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アリゲーターとは
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アリゲーターはクロコダイルよりも腑模様がやや長めの長方形になっているのが特徴。
お腹を地面について移動するため、クロコダイルにある穿孔と呼ばれる呼吸をする穴がアリゲーターにはありません。
しかし手触りや見た目はクロコダイルをほとんど変わりないので、好みが分かれるとすれば腑模様の形の違いになります。
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カイマンとは
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カイマンとはアリゲーターと同じ種類のワニで、小柄な体格が特徴です。
アリゲーターやクロコダイルが基本的にお腹部分の革を使うのに対し、カイマンは背の部分を使うことがほとんど。
ごつごつと隆起した背骨部分を活かすので、アリゲーターやクロコダイルにはない手触りとワイルドな表情が楽しめます。
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最後に
いかがでしたでしょうか?
さらに細かい違いになると生物学からのご説明になるので省きましたが、大きな特徴はつかめましたか?
希少さや加工の手間のかかり方で大きく値段は変わってきますが、できれば値段に左右されず、正しい知識を得た上で自分が好きだと思えるワニ革を見つけてください。
※掲載の価格は、掲載当時のものとなります。現在の価格と異なる場合もございます。予めご了承ください。