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カシミヤの天敵!毛玉の予防の仕方と取り方

07/22/2020

どんなに高価なコートやマフラーでも、毛玉がついているだけで魅力は半減してしまいますよね。

しかし綿や麻以外のカシミヤや化学繊維は、どうしても毛玉ができやすくなっています。

そんな毛玉をつきにくくする予防方法と、うっかり毛玉ができてしまったときの対処法をご紹介します。

毛玉の原因は『摩擦』と『熱』

毛玉ができてしまう大きな原因として、摩擦と熱の2つが挙げられます。

バッグがコートに当たる面だけ毛玉ができてしまったり、マフラーの結び目付近にだけ毛玉ができたことはありませんか?

毛玉は糸に寄り込まれていない毛足の繊維同士が絡まってできるのですが、そこに摩擦が加わると繊維が絡まりやすくなり、その部分にだけ毛玉ができやすくなります。

もう1つの理由は『熱』ですが、これは繊維のキューティクルが関係してきます。

カシミヤには人間と髪と同じくキューティクルがあるのですが、このキューティクルは熱と湿気が加わると開いてしまいます。

人の髪が湿気で広がったり熱で傷んだりするのと同じように、熱が加わることでカシミヤの繊維が傷み、結果毛足が外に出てしまうことで絡まりやすくなります。

毛玉を発生させないために

毛玉を取るということは服を傷めることにもなりますので、それはできるだけ避けたいところ。

まずは毛玉を発生させにくい状態にすることが大切です。

使用後はやさしくブラッシング

風や静電気など、外出先では毛の流れが変わり絡まりが起きやすくなる原因にあふれています。

使用後にはその毛の流れを、ブラッシングで整えるだけで段違いに綺麗になります。

手入れブラシも多種多様ありますが、カシミヤ専用と書かれているもの、もしくは豚毛よりも柔らかい馬毛を使用したブラシを選んでください。

ブラッシングをする際には慌てず、ゆっくりと細やかなにすることが大切。

せっかくやわらかいブラシを使っても、強く擦ったりすることは絶対にNGです。

保管の際は高温多湿を避ける

上記の通り、熱と湿気が多いとキューティクルが開いて毛玉の原因が増えてしまいます。

高温多湿になりそうな場所は避け、風通しのいい暗所で保管するようにしてください。

連日使用はできるだけしない

どれだけ気を遣っていても、摩擦は避けられません。

カシミヤのコートやマフラーは連日使用はせず、お休みをさせてあげることが大切。

この連日使用を避けるだけでも、毛玉のリスクはぐっと減ります。

毛玉ができてしまったときは

どう気を付けていても毛玉はできてしまうと思います。

そんなときは毛玉のみをつまみ、先の細いハサミで切ってください。

その際、下の無事な生地まで切ってしまわないように注意が必要です。

毛玉の範囲が広い場合は、電動の毛玉取り機も販売されているので、それを使用するもの◎

ただ繊維にとっても刺激が強いので、ブラシ同様大きく動かさず、ふんわりと当てながら小さく円を描くように動かしてください。

   


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