シャイニング加工とマット加工の大まかな違い
クロコダイルのシャイニング加工とマット加工の違いは、大まかにいうと『艶がある』か『艶がない』かになります。
光に当てるとつやつやと光る、華やかな印象を受けるのがシャイニング加工。
はっきりとした光沢はなく、落ち着いた印象を受けるのがマット加工です。
どちらが優れているということはありませんので、加工の仕方、注意点をよくみて、自分にあった加工を選んでください。
シャイニング加工とは
シャイニング加工は、クロコダイルの原皮を鞣して染色したあと動物性たんぱく質を塗布し、メノウ石で磨くことで光沢を出しています。
丁寧に磨き上げるとまるで宝石のような光沢になり、とても華やかな印象になります。
ただシャイニング加工は長く使えば使うほど光沢が取れてしまうこと、水分にとても弱くシミができやすいため使用には注意が必要です。
毎日は使わず定期的に休ませ、もし水分がついてしまった場合は素早く柔らかい布でふき取ってください。
マット加工とは
マット加工はシャイニング加工と異なり、石ではなく羽布などの柔らかい布で磨き上げます。
初期の頃は落ち着いた光沢が出ていますが、長く使い続けるとさらに磨かれ光沢が強まります。
上から何も塗布していないため剥がれることもなく、頻繁に使う場合には経年変化も出やすいマット加工がおすすめです。
しかし同じく水分には弱いので、濡れたハンカチのそばに置いたり雨の日には使用しないでください。
選び方の基準
上記の通り、マット加工とシャイニング加工はまったく異なる性質を持っています。
そのためよくどちらがおすすめかとお問い合わせをいただきますが、基準としては『使う頻度』『使うシーン』『変化の有無』の3つが挙げられます。
バッグや財布の用途が『特別な日だけ』『フォーマル用』『見た目重視』の場合にはシャイニング加工を。
『毎日~頻繁に使う』『経年変化を楽しみたい』『派手さはいらない』場合にはマット加工を選んでください。
最後に
クロコダイルのシャイニング加工とマット加工の違い、少しでも知っていただけましたか?
どちらが良い、ということはないので、できればいろいろ試して自分に合ったクロコダイルを見つけてください。
また長く使い続けて壊れてしまった、シャイニングがくすんでしまったというときは修理が可能な場合もあります。
三京商会でご購入の場合はシャイニング加工のしなおしも行っているので、お気軽にご連絡ください。
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