ストールやマフラー、コートなど、秋から冬にかけて大活躍のカシミヤ。
しかし春の兆しが見え始めると、衣替えと共に出番も少なくなります。
そんなシーズン終わりのカシミヤは、どうやって保管していますか?
一生物を大切に使い続けるための、カシミヤの保管方法をお教えします!
シーズン中の保管方法
シーズン中は使用後に柔らかいブラシなどで埃を落とすだけでOK
専用のブラシも販売されているので、そちらの使用がおすすめです。
ファンデーションなどの油分を含んだ汚れは落ちにくいので、使用中にできるだけ付けないように注意してください。
汚れを落とした後は、小さくたたまず通気性を良くしてあげるのがポイント。
平置きで保管するのではなく、通気性も良くシワにもならないハンガーに下げての保管がおすすめです。
シーズン終わりの保管方法
埃を落とす
長期保管前には、しっかり埃や汚れを落としてください。
汚れが残ったまま保管をしてしまうと、虫食いやカビの原因になってしまいます。
専用のブラシなどで優しく落とし、毛流れを整えてあげてください。
圧縮袋で保管する場合
収納場所が狭い場合は、圧縮袋を使って密閉空間で保管をするのがおすすめ。
半年くらいの保管であれば、圧縮しても取り出してからしばらくするとふっくらしてきます。
その際、普通の圧縮袋に防虫剤だけを入れても、薬が行き渡らず意味がありません。
圧縮袋は『脱酸素剤』が入った圧縮袋を使ってください。
大手ブランドからも販売されていて、通販やスーパー等で簡単に手に入れることができます。
圧縮袋で保管する場合は、入れる前にできるだけシワにならないように注意してください。
不織袋で保管する場合
カシミヤを購入した際にだいたい付属してくるのが『不織袋』です。
もちろんこれに入れて平置きで収納することも可能。
コートの場合も、同じく不織布が使われているカバーを利用してください。
その際はハンガー型になっている防虫剤がおすすめ。
平置きで保管する場合は、カシミヤの上に防虫剤を置くと効果的です。
また、湿気のこもりやすい場所はNG
なるべく通気性が高く、涼しいクローゼットなどで保管をしてください。
シーズン以外扉を開けないという場合は、半年に1回でも良いので、1日中扉を開ける日を作ってあげてください。
おまけ:洗濯ってしていいの?
カシミヤでよくお問い合わせがあるのが「自宅で手洗いしても良いですか?」というもの。
カシミヤ用の洗剤やツヤ出し用の液も販売されていますが、自宅でされる場合は液剤の割合も難しいためおすすめはしていません。
カシミヤから油分が飛び過ぎてしまうと、パサパサになってしまいせっかくの手触りが半減。
どうしても洗濯したい場合は、クリーニング店に相談することをおすすめします。
信用のできるクリーニング店でカシミヤを洗いたいことを伝えてもらえれば、カシミヤにあったコースを教えてくれるはずです。
汚れが気になる場合は、プロにお任せしてから保管をしてください。