保管の最低条件
本革バッグを保管する際、最低限これだけは守ってほしい項目が2つだけあります。
①日光や蛍光灯の直射を避ける。
これは色の劣化を防ぐためです。
日光や蛍光灯などの強い光に長く当たっていると『色焼け』といった状態になります。
これは光が当たった部分の色が抜ける現象で、光が当たっていた部分を中心に色が変わってしまう状態を指します。
②高温多湿を避ける。
本革は動物の皮革のため、ポリエステル等に比べてカビが生えやすくなっています。
特に床や床下、収納棚の下段や布団を収納している場所は多湿になりやすいので要注意です。
おすすめの収納場所
危険なことが最低限分かっていれば、それを避けるだけでOK!
今回は家の中でも、とくにおすすめの収納場所を3つ厳選しました。
①クローゼットの手前
バッグを保管する場所として、ほとんどの場合がクローゼットが選択肢になります。
そんなクローゼットの中でも、開閉する扉に最も近い手前に置くのがおすすめ。
光の直射を避けつつ空気の入れ替えがよく行われる場所なので、保管場所としては最適解となります。
奥に入れたり地面に置いてしまうと湿気や埃をかぶりやすくなります。
なるべく地面から高い位置に置くようにしましょう。
②窓の多い部屋の隅
換気がよくされる部屋があるのであれば、その部屋に保管するのがおすすめ。
『通気性の良い場所がおすすめ』とよく言われますが、これは必ず風が当たる場所、という意味ではありません。
空気が抜けることで埃や湿気が溜まりにくくなるため、こういった言い方がされるのです。
なので空気が通る部屋があるなら◎
コートハンガーや棚に置く場合は、直射日光を避ける部屋の隅がおすすめ。
地面に近いほど湿気が溜まりやすく埃も被りやすいので、なるべく床から離すように保管をしてください。
③玄関の日陰
玄関は家の中で最も開閉が多く、空気の出入りが多い場所。
毎日使うようなバッグであれば、玄関の棚の上に置いておくのもおすすめです。
ただし床下や直射日光には注意!
特に床下や靴箱の中は湿気が溜まりやすい場所。
できるだけ高い位置に置くか、引っかけて保管するのがおすすめです。
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