様々な材質、デザインで販売されているネッククーラー。
熱中症対策におすすめされることが多いですが、その理由をご存じですか?
今回はネッククーラーが熱中症に効く理由、そしてネッククーラーの使い分けについてご紹介します。
熱中症対策で首を冷やす理由
環境省の『熱中症環境保健マニュアル』でも紹介されているように、熱中症対策には首を冷やすと良いとされています。
その理由はシンプルで、首には太い静脈が皮膚近くにあるためです。
静脈は血液がゆっくりと体内へと戻っていく場所。
その部分を冷やすことで身体の温度を下げ、熱中症を予防することに繋がります。
また、万が一熱中症を発症してしまった場合も、同じように首や鼠径部(足の付け根の前側)を冷やすことが大切です。
ハンディファンとの涼しさの違い
ネッククーラーが登場する前から話題になっていた、首掛け扇風機やハンディファン。
充電や電池で動くため凍らせる必要がなく、長い外出時にも役に立ちます。
しかし外気温が高い場合は要注意。
汗は身体の熱を奪いながら蒸発することで体温を下げますが、高い外気温の場合は身体に熱風を当てているのと同じことになります。
お風呂上りのドライヤーが良い例かもしれません。
水分は飛びますが体温は下がらないため、逆に熱中症を招いてしまう可能性も。
『身体を冷やす』という面においては、扇風機よりもネッククーラーや保冷剤のほうが良いとされています。
外出時に扇風機を使う場合は保冷剤やネッククーラー越しに使ったり、涼しい屋内に入ってから使用するようにした方が良いでしょう。
ネッククーラーの違い
ネッククーラーは『電動』『保冷剤』『PCM素材』の3つが主に販売されています。
『電動タイプ』は電源を入れると首に当たっている冷却プレートが作動し、それだけでかなりのひんやり感を得られます。
持続時間が長かったり、スマホと同じ充電器が使えるものも多いため、長時間の外出に適しています。
『保冷剤』はなんといってもその瞬間的な冷たさと手軽さが魅力。
持続時間は長くありませんが、一気に身体の表面温度を下げたい場合に適しています。
『PCM素材』は2022年頃から注目され始め、爆発的な人気となった商品たち。
28℃以下で凍るため、保冷剤や保冷バッグでも凍らせることができることが魅力です。
冷たくなりすぎないため屋内や屋外問わず使いやすく、冷たすぎるのが苦手な方におすすめです。
凍傷の可能性は?
ネッククーラーでよく挙げられるのが、凍傷の可能性です。
電動タイプや保冷剤のように、温度の低いアイテムを使う場合は注意が必要です。
首のように皮膚の薄い場所を低温で冷やし続けると、凍傷や低温やけどとなってしまう可能性があります。
電動タイプであれば付ける時間を短くするか温度を調節し、保冷剤の場合はタオルを巻くようにしましょう。
PCM素材は凍傷になるような低温にはならないため、そういった心配はありません。
そういった面が心配な方は、PCM素材のネッククーラーがおすすめです。
正しく使って熱中症対策
もちろん、ネッククーラーだけでは熱中症対策にはなりません。
首元が涼しいから、身体が冷えてきたからといっても、水分補給や塩分補給を忘れないようにしましょう。
ポイントとしては『OS-1が美味しく感じられる』ことがボーダーラインとも言われています。
経口補水液は普通のスポールドリンクよりも塩分が高く、糖度が低くなっています。
そのため脱水症状を起こしていないときは「美味しくない」と感じる方が多いようです。
たくさんは飲まずに15分おき程度に舌でなめる程度にチェックすると、脱水を起こし始めたタイミングがすぐに分かるというもの。
首元を冷やして身体の温度を下げつつ、水分と塩分をしっかり摂って夏を楽しんでください。
商品詳細
サイズ展開 | S/M/L |
サイズ(内径) | S:7.5cm/M:9.5cm/L:11.5cm |
重量 | S:約50g/M:約65g/L:約115g |
原産国 | 韓国 |
素材 | 材質:TPU(熱可塑性ポリウレタン) 内容物:PCM(Phase Change Material) |
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