エキゾチックレザーの中でも比較的経年変化が出やすいパイソンレザー。
経年変化とは聞いても、実際どう変わるのか想像がつく方は少ないと思います。
鱗の状態や色の変化など、他の本革にはない変化を楽しめるパイソンレザーの、新品と数年使用したものの経年変化を徹底比較!
鱗の変化
シャイニング加工などが施されていないパイソンの場合、鱗が手に当たる感触があります。
これは型押しではなく本物である証でもありますが、2年ほど使用するとこのように鱗が寝てきます。
カーブしている部分や手や腕がよく当たる部分は寝ることはありませんが、鱗自体もやわらかくなるので感触は気にならなくなります。
色の変化
日に焼けたり手が触れたりすると、色が濃く変化していきます。
色の濃いパイソンレザーだと変化は少しわかりにくいですが、ベージュやナチュラルなどはアンティーク感が増して一層エキゾチックレザーらしい表情に。
それを見越してカラーを選ぶのも、蛇皮ならではの楽しみともいえます。
バッグに入れたままの状態が多い名刺入れなどは日に焼けることが少ないため、このように色の変化よりは艶感の変化が顕著に出ます。
柔らかさの変化
パイソンは元々硬くはない素材ですが、使用年数を重ねるとさらに柔らかく変化します。
同じベルトを同じように置いても、その柔らかさの変化は一目瞭然。
さらにその人に合わせてカーブがつくなど形が変わるので、使い込むほど使いやすくなるというのも特徴です。
長く使い続けるには
手入れ用のオイルやクリームも市販されていますが、シミなどの原因になるため推奨できません。
エキゾチックレザーを扱う専門店さんは、おそらくほとんどが推奨はしていないと思います。
特にパイソンの場合は鱗の流れにそって手で撫でてあげるだけでも、革の保全になります。
長く使い続けるためには、以下の3つだけは最低限守りましょう。
・水には絶対に濡らさない。濡れた布や湿った布もNG
・たまに休ませて、365日使うことを避ける。
・汚れた場合や濡れた場合は、繊維の柔らかい布でふき取る。熱風は絶対にNG
いかがでしたか?
気難しそうに見えるパイソンですが、アンティーク感が増す頃には愛着もわいてもっと好きになれるはず。
初心者さんは、小物の名刺入れやお財布、小さめのポシェットから始めるのもおすすめですよ。
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