そもそもコードバンって？
コードバンとは、馬の臀部の革のことを指します。緻密な繊維構造をしているため、その強度は丈夫で知られる牛革の何倍とも言われています。しかしその質感はしなやかで、つるりとした手触りが特徴的。使い始めは堅さが気になる方もいらっしゃいますが、使い込むうちに少しずつ柔らかくなり美しい艶感が出てきます。その艶の美しさと丈夫さから『革のダイヤモンド』とも称されています。
手入れの方法は？
水や汚れが付いたらすぐにふき取る等の基礎的なお手入れのみで、美しい艶感はお楽しみいただけます。オイル等を塗りこむ方法を推奨しているメーカーもありますが、シミ等の原因にもなるため三京商会では推奨していません。何もしなくても美しく変化する。その手軽さが本革初心者から上級者にまで、幅広く愛されている理由です。
初心者さんは、まず小さいものから
革を扱い慣れていなくて不安な初心者さんには、ベルトやキーケース等の小さい革小物がおすすめ。あまり買い換える必要のないベルトやキーケースであれば、経年変化による美しい艶感も楽しみやすくなります。
慣れてきたら財布や名刺入れへ
扱いに慣れてきたら、メンズ人気の高い財布や名刺入れを。毎日手に触れるため経年変化も感じやすく、人によっては1～2年で艶がしっかりと出ることも。
コードバンは愛情を持つことが大切
昨今、安価でそれなりのクオリティのものが増え続けています。もちろんトレンドを追うことも大切ですし、１年ごとに小物を買い換えるのもいいでしょう。しかし長い月日の中で様々な経験を積んだ大人にこそ分かる、物の大切さがあります。ひとつのコードバンに愛情を持って、まるで一緒に暮らす相棒のように接してあげてください。きっと一緒に過ごした時間だけ、コードバンは美しく変化してくれるでしょう。
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