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本革の取り扱い方法とお手入れ・保管方法

01/24/2022

天然皮革、いわゆる本革も最近はよく知られるようになり、様々なショップで販売されるようになりました。

しかしせっかく購入しても、扱いが分からずダメにしてしまった、というお声をいただきます。

そこで今回は、長く使うための本革の取り扱い方法とお手入れ・保管方法を簡単にご紹介します!

本革の取り扱いはここだけ注意!

本革とはいわゆる天然皮革を刺し、牛革やピッグレザー、コードバン、パイソン、オーストリッチ、クロコダイル等さまざまな革が存在します。

しかしどの革でも気を付ける点はたったひとつ。

水気に触れさせないこと。

たったこれだけ。

たったこれだけですが、意外に『失敗した』と聞きます。

雨の日はもちろんですが、濡れた床や傘、さらに湿ったままのハンカチなどは要注意。

本革は原皮を乾かし、染色したものになります。

乾いたところに水気を含むと、そこから割れたりシミの原因になってしまいます。

本革を使うときは、必ず水気に気を付ける。

たったこれだけで長く使うことができます。

濡れてしまった・汚れてしまったときの対処法

汚れがついてしまった場合は、乾いたやわらかい布で拭き取ってください。

目の細かいものであれば問題ないので、タオルが無ければ眼鏡拭きでも大丈夫です。

取れない場合は消しゴムで軽くこすると取れる場合もありますが、強くこすると染色が取れてしまうので注意してください。

また、濡れてしまった場合は染み込む前になるべく早く拭き取ってください。

こちらも同じく柔らかい布で、吸水性の高いものがベストです。

その後、形を整えて陰干しをしてください。

ここでドライヤーやストーブなどの熱風は厳禁!

急な高温に触れると、革が割れて悪化してしまう可能性があります。

拭いた直後はシミとして残ってしまう場合もありますが、使い続けるうちに馴染んで気にならなくなる場合もあります。

本革の保管方法

本革製品は毎日使っても良いですが、たまに休ませてあげることも大切です。

2~3日使ったら別のバッグに替えて休ませる、1週間使ったら週末は使わないなど、休憩をさせることで型崩れを防いでください。

また、保管は通気性のある布(不織布など)に包み、風通しの良い日陰に保管してください。

汚れたままだったり高温多湿の場所に保管すると、カビの原因になったり本革の劣化を促進してしまいます。

また、ビニールに入ったままで保管をすると、ビニールと密着して色移りの原因になります。

多湿にもなってしまうので、ビニール入れたまま長期間保管するのは避けてください。

クリームやオイルは使用するべき?

本革専門店では、どの店舗も恐らく推奨はしていません。

牛革専用、馬革専用と書かれていても、バッグや財布などそのアイテムの状態によってはシミになります。

どうしても乾燥して割れそう、というときはその素材に合ったクリームやオイルを選び、端などでパッチテストを行ってください。

そういったオイルやクリーム、水分などによって発生したシミは、修理では革の総取り換えになる可能性があります。

使う場合は、慎重に行ってください。

また、本革はオイルなどを使わなくても手の皮脂などで十分整えられます。

もったいないからといってクローゼットにしまったままにせず、たくさん使ってあげることで本革らしいエイジングをお楽しみいただけます。

   


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