湿度と温度が高くなりやすい日本。
この時期に本革のお手入れをするかどうかで、この先どれだけ長く使えるかが変わるかも!?
梅雨と夏には絶対にやっておきたい、最低限のお手入れ方法をご紹介します。
湿度と高温は本革の大敵!
日本の梅雨の時期と夏季は高温多湿になりやすく、カビが最も発生しやすい時期。
本革にカビが発生してしまうと根が深く、完全に除去することは難しくなります。
また、化学繊維ではないためカビの絶好のごはん。
梅雨と夏の間は、秋冬よりも細やかなメンテナンスが必要となります。
最低限やっておきたいお手入れ方法
とはいえクリームを塗って防水スプレーを振って…といったメンテナンスは必要ありません。
クリームやスプレーによってはシミの原因となるので、多用は厳禁です。
梅雨と夏は『使ったら拭く』と『毎日使わない』
この2つだけを最低限守れば問題ありません。
埃や手垢はカビの餌になりやすいので、帰宅後は乾いた柔らかい布で拭ってあげましょう。
また、毎日使うことでエイジングも進みますが、その分傷みやすくもなります。
2~3日に1回は使うことをやめて、風通しの良い日陰で休ませてください。
たったこれだけのことですが、徹底するだけで将来的に痛みが軽減されて長く使うことができます。
本革が雨に濡れてしまったときの対処法
どれだけ気を付けていても、急に雨が降り始めてしまうのが梅雨の季節。
天気予報が外れて、本革をうっかり雨に濡らしてしまった!
そんな時は、乾いた柔らかい布で水分を拭き取ってください。
拭き取るタイミングは、できるだけ早く!
対処が早ければ早いほど染み込みが浅く、シミやシワ、変色を避けやすくなります。
ここで大切なのは『絶対にドライヤーを使わない』こと。
本革は元々高温に弱く、濡れてしまった箇所はさらに弱っている状態。
濡れてしまったからといってドライヤーを当てると、変色やシミ、シワの原因になってしまいます。
濡れてしまった場合は拭くだけでOK
きちんと対処すれば大抵の場合はシミにもなりませんし、シミが出てくる頃には経年変化でシミも目立たなくなってきます。
使ってない本革も注意!
風通しの良い、日の当たらない場所で保管しているから大丈夫!
と油断していると大変なことに…。
前述の通り埃も痛みの原因となってしまうので、クローゼットで寝かせている本革も時折拭いてあげてください。
袋や箱の中に入れっぱなしでもカビが発生してしまうので、湿度の低い日があれば箱から出し、空気の入れ替えを行うとなお良し◎
現役で使っていない本革のバッグや財布は、梅雨の前後には一度お手入れをしてあげるのがおすすめです。
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