急な雨で革のバッグを濡らしてしまった。たくさんバッグを持つのは好きじゃないから、雨の日も革バッグを持ち歩きたい。そんな経験はありませんか?濡れてしまった革バッグのケア方法、そして雨の日でも持てる特殊な革バッグをご紹介!
本革は水が天敵
牛革に限らずクロコダイルやオーストリッチ、パイソンなどの本革は水を極端に嫌います。うっかり濡らしてしまってシミができた…なんてことは革を持つ上で一度は経験しますよね。本革はほどんどが乾燥させた後に染料等を入れるため、水に濡れたまま放置すると染料が浮いてシミになったり、その部分の革だけがふやけて浮いてしまいます。
防水対策などのクリームも販売されているのでそれを使用して事前に対策するのもひとつの手ですが、実際の色よりもワントーン暗くなるなどリスクもあるので注意してください。
"すぐに拭く"が鉄則
いくら気をつけていても、急な雨だったり跳ねた水など予想外のことは起こりえます。もし濡らしてしまった場合は『気づいたときにすぐに拭く』が鉄則。染み込む前にふき取れば、ほとんどの場合シミにはなりません。その時はティッシュなどの硬い紙だとキズになる場合があるので、水を吸いやすい柔らかな布やハンカチで拭くことがベストです。
気づけなかったときは
濡れた手で触ってしまっていた。鞄に入れていた濡れたハンカチに触れていた。私もこういったことで、キーケースが濡れていたことに帰宅後に気づいたことがあります。すっかり乾いてシミになっていてもう手の施しようがない…。そう思わず、まだチャンスはあります。
染め方や加工方法、革の種類によってはそのシミの上を指の腹ですこし強めに撫でてあげると、3日もすればシミの境界線がボケてほとんど目立たなくなる場合もあります。(※全ての革製品に該当はしませんので、一例として。)
雨の日も革バッグを持ちたいなら
先ほども書いたように、リスクはありますがクリームを塗るのもひとつの手。しかしすでに防水加工がされているものなら、クリームのシミも気にしないで済みますよね。
こちらの3点は上から防水のコーティングをするのではなく、革の繊維の奥まで防水剤を染み込ませています。そのため革自体にキズがついてしまっても、そこから水が入り込むことはありません。
もちろんファスナー部分や縫い目からは水が入るので、水に浸けるようなことは避けてくださいね。
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